寝る前に超短文

今夜も仕事なので寝ます。が、その前に何か書いてみようかと。
制作時間15分。

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ほんとうにへんなやつだ。


そう、唇が動いた。ように見えた。
実際には此方を見てもいないのだから、そんな事を彼の人が言う訳は無い。

花弁が舞う舞う、その生きつく先は桜などよりもっと美しい人。
少し顎を突き出すように上を向く彼は、まるで堕ちてくる花弁を赦し享け止めるかのようにただただ風を目で追っている。

薄紅の儚い風が彼から僕へ向かって抜けていく。
つるりとした鼈甲のような瞳がこちらへ向いて。



「花見に来たのは僕だけだったのか？」

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桜＜＜＜＜＜＜＜＜＜榎木津さん＝花

榎さんは益田の視線が妙に気になるので殊更桜を見ています＾＾